2024年度下半期版 ベトナムTOP50社データブック 販売中！

有料会員向けコンテンツ「上場企業業績予想」

有料会員向けコンテンツ「注目上場企業レポート」

1. 中銀、3か月ぶりにドン買い為替介入　15年間の外貨準備高チャート

　ベトナム国家銀行(中央銀行)は24日、米ドルを売って自国通貨ドンを買う為替介入を約3か月ぶりに実施した。売値は1USD＝2万5450VND。

　通貨ドンの対米ドル相場はこのところドン安が再燃している。米ドルの上昇や中国人民元の下落、米大統領選挙でトランプ前大統領が優勢となっていることが対米ドルで通貨ドンの価値を下げている。

　経済回復により米国の利下げペースが緩やかになるとの観測を背景に、総合的な強さを表す「米ドル指数(DXY)」は上昇傾向にあり、23日には105近くとなり、5月につけたピーク106.26に迫っている。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞(記事本文には、年初来のDXY指数(10月23日まで)のチャート等あり)

ベトナム企業詳細調査レポート

2. 週間☆アクセス数上位ランキング！（2024年10月21日～2024年10月27日）

　このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 テクコムバンク、マニュライフとの契約解除で違約金支払いへ

　テクコムバンク[TCB](Techcombank)は、マニュライフ生命保険・ベトナム(Manulife Vietnam)と締結した独占的バンカシュアランス(銀行による保険商品販売)契約の解除のために、違約金 1兆8000億VND(約107億円)を支払う。

　アレクサンドル・マケアール＝Alexandre Macaire最高財務責任者(CFO)が先般開催されたインベスター・リレーションズ(IR)・ミーティングで明らかにした。この費用は、TCBの10～12月業績に計上されるという。

　TCBは2024年10月14日をもってマニュライフ生命保険・ベトナムとの独占的パートナーシップを終了し、同社の保険商品の販売を停止した。同行は2013年に、マニュライフ生命保険・ベトナムとの間で15年間の独占的バンカシュアランス契約を締結したが、双方の戦略変更や保険経営法に新たな要件が追加されたことにより協力関係終了を決めた。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞


2 位 ヴィエティンバンク、頭取と取締役に若手を起用、3年ぶり新頭取

　三菱UFJ銀行が出資する元国営4大銀行、旧商工銀行ヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)は17日に開催した臨時株主総会で、グエン・ チャン・マイン・チュン副頭取を取締役 兼 頭取に任命した。任期は2029年まで。

　チュン新頭取は1983年生まれの41歳で、銀行学院(Banking Academy of Vietnam)の銀行・金融修士課程を修了。2005年にCTGに入行し、法人営業、リスク管理分野などで経験を積み、2015年にハノイ支店長に昇格、2022年に副頭取に就任した。

　CTG頭取のポストは2021年9月に前頭取のチャン・ミン・ビン氏が会長に就任して以降、空席となっていた。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞

3. 今週の銘柄評価

　ベトキャップ証券[VCI](Vietcap Securities)はホーチミン市と東南部地方タイニン省で工業団地3か所を運営するVRGサイゴン投資[SIP](Viettel Construction)株の理論株価を1株2万9000VND(約174円)と評価し、投資評価を「買い(Buy)」とした。

　2024年業績見通しは、売上高が前年比+13.7％増の7兆5910億VND(約455億円)、親会社株主帰属利益が同+5.1％増の1兆0050億VND(約60億円)、1株当たり利益(EPS)が同+5.1％増加すると予想されている。

　1～6月期業績(監査済)は、売上高が前年同期比+23％増の3兆7600億VND(約225億円)、税引後利益が同+28％増の5890億VND(約35億円)だった。

　SIPは東南部地方タイニン省にあるドンナム工業団地(総面積286.76ha)とフオックドン工業団地(同2190ha)、ホーチミン市ビンチャイン郡にある第3レミンスアン工業団地(同220ha)を運営している。

　6月末時点の残存賃貸可能面積は1000haとなっている。2024年の賃貸面積は前年比+58％増の30haに増え、2025年には同+47％増の44haとなる見通し。

4. 編集後記

　毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。
　今週はベトナム人スタッフのMonmeより、「フーコックの名物～ブンクアイ」のお話です。

　「ブンクアイ（Bun quay）」は、南部のキエンザン省フーコック島で最も有名で人気のある料理の一つですが、実は中部のビンディン省発祥です。漁師たちと共に「ブントム（bun tom）」がフーコック島にやってきて、ブンクアイに変わりました。「ブン（Bun）」が米麺、「クアイ（quay）」が混ぜるという意味です。

　この「ブンクアイ」は、ホーチミン市でも食べることができます。お店に入ると、店内の壁にブンクアイの紹介や食べ方、タレのレシピなどが書かれた大きな掲示があるのが印象的です。

　メニューは非常に多彩で、チャーカー（さつま揚げ）、チャートム（エビの揚げ物）、牛肉、エビ、イカなどのトッピングを選ぶことができます。大人用の丼の価格は4万5000ドン（約280円）からで、イカが2倍入った高級丼は8万5000ドン（約530円）です。

 

　待っている間にタレの作り方を読んでみました。調味料の塩、砂糖、唐辛子を適量取り、スパイスが隠れるくらいに金柑を絞り、2分ほど素早く混ぜれば出来上がるということですが、読み終わる前に店員がお店独自のレシピで作ったタレを提供してくれました。調味料が完全に溶けて、タレがとろりとして赤く魅力的になり、「完璧」だと思いました。

　注文したチャーカー、チャートム、イカのトッピングがのったブンクアイが出来上がりました。

　ブンクアイは、正しい食べ方で食べてこそ本当に美味しくなります。まず、こしょうを振り、丼に小さじ2杯のつけダレを入れ、よくかき混ぜます。食べながら、麺に数滴のつけダレを落として食べます。チャーカーなどをタレにつけて食べるのもお忘れなく～。

 

　この食べ方は実に面倒で手間がかかりますが、本当に美味しいです。

 

　タレはこの料理の魂とも言えます。タレをつけるとダシがさらに濃厚になります。元のスープが透明なのは、濃い味付けをしていないためで、エビや肉などの素材の甘い香りが残っていることがわかります。皆さんもぜひお試しくださいね。

　お店の情報：Bún Quậy Số 1 Phú Quốc Pikachu11
　住所：16 - 18 Tan Quy Str., Tan Quy Ward, Tan Phu Dist., Ho Chi Minh City

Photo by Monme
——————————
今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。